オホーツクの魚貝類図鑑
カラフトマス


カラフトマス

マスの仲間は、陸封型、外来種を含め10種以上あるが、オホーツク海ではカラフトマスのことをマスという場合が多い。

カラフトマスの漁業
カラフトマスの生態
オホーツク沿岸地域では、サケと同様に人工孵化が成功し、資源量は1980年以降飛躍的に伸びている。 カラフトマスが遡上する河川は日本では、オホーツク海沿岸に限られる。サケと同じように降海、遡上するが、サケと異なり海洋で過ごす期間は1年半である。したがって2年毎に遡上するが、興味深いことに西暦の偶数年と奇数年で遡上のピークが変わり、偶数年は8月がピーク、奇数年は9月という。また、カラフトマスはサケと異なり、母川回帰の率は6割ほどで、残りは近隣河川に遡上する。
カラフトマスの食べ方
生のカラフトマスは、鉄板の上で野菜とともに味噌味で食べる「チャンチャン焼き」や鍋もの、ムニエル、フライ、冷凍してから刺身として、塩蔵して切り身で食べるのも美味い。カラフトマスの味はサケに劣ると思われているが、そんなことはなく実に美味しい魚で、余すところなく食べられる。
参考資料:「北のさかなたち」北日本海洋センター発行

TOP新鮮浜情報漁船にのって魚貝類図鑑魚貝類の試食会魚貝類のお店漁港マップ